所有しているトラックを売却するとき、最初に知りたいのは「いくらで売れるのか」ではないでしょうか。
中古トラックの買取相場は、2t・3tクラスの小型車から4tクラス、大型トラックまで非常に幅があります。同じ車種でも、年式や走行距離だけでなく、平ボディ・ダンプ・冷凍冷蔵車・クレーン付きなどの仕様、車両の状態、需要によって査定価格が変わるためです。
そのため、「10年落ちだから○万円」「30万kmを超えたから値段がつかない」と単純には判断できません。
自分のトラックの売却相場を考えるときは、まず積載クラスを確認し、そのうえで年式・走行距離・架装・車両状態を重ねて判断するのが現実的です。
トラックの相場を調べると、「2tなら○万円」「大型なら○百万円」といった数字を見かけます。しかし、こうした数字だけで所有車の査定価格を判断するのは難しいところがあります。
トラックは乗用車以上に仕様の違いが大きいからです。
たとえば、同じ年式・同じメーカーの4tトラックでも、一般的な平ボディと冷凍冷蔵車では中古市場で求められる用途が違います。クレーン付き車両ならクレーンの仕様や状態も評価対象になりますし、ダンプなら荷台や油圧機構の状態も無視できません。
査定では、おおむね次のような条件を組み合わせて評価されます。
つまり、中古トラックの買取相場は「基本となる車両価値に、仕様や状態を加味して決まる」と考えた方が分かりやすいでしょう。
2t・3tトラックは配送、引越し、建設、設備工事など幅広い業種で使われています。
代表的な車種には、いすゞエルフ、三菱ふそうキャンター、日野デュトロ、トヨタダイナなどがあります。
比較的新しく走行距離が少ない車両はもちろん評価されやすいものの、小型トラックでは「どのような仕事に使える仕様か」も価格差につながります。
たとえば、平ボディなら幅広い用途に使えます。一方、ダンプやクレーン付き、冷凍冷蔵車などは用途が限定される反面、その仕様を必要とする買い手にとって価値があります。
そのため、単純に「2tだから安い」とは限りません。
所有している車両が2t・3tクラスの場合は、積載量だけでなく年式・走行距離・車種・架装ごとの考え方を確認すると相場をつかみやすくなります。
詳しくは「2t・3tトラックの買取相場はいくら?年式・走行距離・車種別に査定額の差を解説」で整理しています。
4tクラスは物流や建設業などで広く利用される中型トラックです。
代表的な車種には、いすゞフォワード、日野レンジャー、三菱ふそうファイター、UDトラックスのコンドルなどがあります。
4tトラックで気になりやすいのが走行距離です。
乗用車の感覚では10万kmを超えると「かなり走っている」と考えがちですが、商用トラックは長距離を走ることを前提として使われています。そのため、20万kmや30万kmを超えているという理由だけで査定価値がなくなるわけではありません。
ただし、走行距離が多くなるほどエンジン、ミッション、足回りなどの状態確認は重要になります。
一方で、低年式・過走行でも、車両の仕様や整備状態、国内外での需要によって査定対象になるケースがあります。
「10年落ちだから処分するしかない」と先に決めるのではなく、現在の査定価格を確認してから売却方法を決める方が合理的です。
4tクラスについては「4tトラックの買取相場はいくら?30万km超・10年落ちでも売れる価格判断」で詳しく扱っています。
10tクラスを中心とする大型トラックでは、小型・中型以上に1台あたりの価格差が大きくなります。
日野プロフィア、いすゞギガ、三菱ふそうスーパーグレート、UDトラックスクオンなどが代表的です。
大型トラックの場合、年式と走行距離だけを見るのではなく、車型や架装、軸数、使用用途なども確認する必要があります。
たとえば、同じ大型車でもウイング車、平ボディ、ダンプ、トラクタヘッドなどでは中古市場での需要が異なります。
長距離輸送で使われる車両では走行距離がかなり伸びている場合も珍しくありません。そのため、大型車では「走行距離○万kmだから一律にいくら」と考えるより、車両全体の状態と再販需要を含めて査定してもらうことが重要です。
大型車の詳しい判断方法は「大型トラックの買取相場はどう決まる?過走行・低年式でも高く売れる車両の条件」で確認できます。
相場情報を見ても自分の車両がどの位置に入るのか分かりにくい場合は、次の順番で整理すると判断しやすくなります。
基本的には新しい車両ほど中古市場で再販しやすく、査定でも有利になりやすい傾向があります。
ただし、年式だけで価格が決まるわけではありません。
古いトラックでも人気車種や需要のある仕様であれば査定対象になります。
走行距離が少ない方が評価されやすいのはトラックでも同じです。
ただし、乗用車とは走行距離に対する考え方が異なります。商用車では10万km、20万kmを超えて使用されることも珍しくありません。
重要なのは走行距離そのものと併せて、適切な整備が行われてきたかを見ることです。
トラック査定で見落としたくないのが架装です。
平ボディ、アルミバン、ウイング、ダンプ、冷凍冷蔵車、クレーン付きなど、仕事内容に合わせてさまざまな仕様があります。
査定を依頼するときは、車種名だけでなく架装の種類や仕様まで正確に伝えた方が車両価値を判断してもらいやすくなります。
「普通に走るから状態は良い」と考えるだけでは不十分です。
ダンプなら油圧機構、クレーン付きならクレーン、冷凍冷蔵車なら冷凍機など、業務で使う装置の状態も中古トラックの価値に関係します。
査定前には、正常に作動するか、目立った破損がないかを確認しておくとよいでしょう。
日本の中古商用車には海外で流通する車両もあります。
そのため、国内で年式や走行距離だけを見ると評価が低くなりそうな車両でも、別の販路では価値を見いだせる場合があります。
特に低年式・過走行車は、売却先がどのような販売ルートを持っているかによって査定の考え方が変わることがあります。
中古トラックを検索すると、中古車販売サイトの価格が多数表示されます。
ここで注意したいのが、販売店で売られている価格と、所有者が買取業者へ売却するときの価格は同じではないことです。
販売価格には、仕入れ後の整備、在庫管理、販売店の利益などが含まれます。
仮に同型車が300万円で販売されていても、「自分のトラックも300万円で買い取られる」という意味ではありません。
逆に、インターネット上で見つけた古い相場情報だけを見て、自分の車両を必要以上に低く見積もるのも避けたいところです。
相場サイトは価格帯を把握するために使い、最終的な売却判断は現在の実車査定額で行う、と分けて考えるのが分かりやすいでしょう。
トラックを高く売りたいからといって、大掛かりな修理や部品交換をしてから査定に出せば得になるとは限りません。
修理費用をかけた分が、そのまま査定額に上乗せされる保証はないからです。
それよりも査定時には、車両の情報をできるだけ正確に伝えることを優先した方がよいでしょう。
車検証を手元に用意し、年式、型式、走行距離、架装、車検状況などが分かる状態にしておきます。点検記録簿や整備履歴が残っているなら確認できるようにしておくと、車両の管理状況を説明しやすくなります。
事故歴や故障についても隠さず伝えることが基本です。
査定後に申告内容と現車の状態が大きく違えば、提示条件が変わる原因になります。
売却を迷うトラックほど、「こんな状態では買取価格がつかないのでは」と考えやすいものです。
しかし、処分と売却のどちらが得か判断する前に、査定価格を確認しておく意味があります。
たとえば、
といった車両でも、状態や需要によって評価がつく可能性があります。
査定額が低ければ、その時点で別の方法を検討できます。反対に想定以上の価格がつけば、そのまま売却する選択肢が生まれます。
先に廃車や処分を決めてしまうより、「現在価値を確認してから決める」という順番の方が選択肢を残せます。
インターネットの中古トラック買取相場だけで分かるのは、あくまで大まかな価格帯です。
年式、型式、走行距離、架装、車両状態まで同一のトラックを見つけるのは難しく、最終的には個別査定が必要になります。
トラックファイブでは、商用車の買取専門店として全国47都道府県への出張査定に対応し、出張査定を含め査定料は無料と案内されています。また、トラックだけでなく車検切れ・事故車・不動車についても買取対応するとしています。
海外販路を持っていることも公式LPに記載されているため、低年式や走行距離の多い車両を含め、「自分のトラックが現在いくらになるのか」を確認したい場合の候補にできます。
査定額を確認したからといって、相場を知らないまま売却を決める必要はありません。まず現在の評価額を把握し、その金額で手放すかどうかを判断する使い方ができます。
トラック売却で難しいのは、「相場を知ってから売りたい」のに、相場だけでは自分の車両価格が分からないことです。
そこで、売却の順番を次のように考えると迷いにくくなります。
まず積載量、年式、走行距離、架装を確認します。次にネット上の中古トラック相場を見て、おおよその価格帯を把握します。そのうえで実車の査定価格を確認し、売却するか、しばらく使い続けるかを決めます。
この順番なら、「古いから価値がないだろう」「まだ高く売れるはず」といった思い込みだけで判断するのを避けられます。
特に事業用トラックは、売却後に代替車を購入する場合や、車両入れ替えの予算を決めたい場合があります。現在の買取価格が分かれば、次の車両購入まで含めた資金計画も立てやすくなります。
トラックの売却相場は、2t・4t・大型という積載クラスだけでは決まりません。
年式、走行距離、車種、架装、整備状態、需要などが組み合わさって査定価格が決まります。
比較的新しいトラックなら年式や走行距離を中心に相場を確認し、低年式・過走行車なら架装や車両状態、再販需要まで含めて考えるのがポイントです。
ネット上の相場情報は「大まかな位置」を知るために利用し、自分の1台の価格は査定で確かめる。この2段階で考えると、売却価格を判断しやすくなります。
トラックファイブでは無料の出張査定に対応しているため、売却を決める前の価格確認にも利用できます。年式や走行距離だけで自己判断せず、まず現在の査定額を確認したうえで、手放すかどうかを決めるとよいでしょう。